NISSAN MACHINE PASSAGEもっとMACHINE PASSAGE化計画 
連載第4回
01.02.18作成

「TAXI」もびっくり!赤いメルセデスはシルバーになる。

雑誌風を装ったこのHP「7thSKYLINE・MAGAZINE」ですが、やはり雑誌ならば雑誌らしく連載記事くらいなくては、という事ではじめたこの企画。
意外と、あちこちで密かな評判を呼んでいるようで、全国各地からちらほらと反響が寄せられました。そんな訳で好評の?連載第4回です。

2000年12月某日。皆さんは、「TAXI」という映画をご存知ですか?
知らない方のためにちょこっと説明しますと、赤いメルセデスに乗った窃盗団を警察に協力する羽目になったタクシー運転手がフルチューンされたプジョー406のTAXIで追い詰めるという1998年頃のフランス映画です。
当然タクシーですから4ドアのセダンなのですが、ギンギンにチューンされた4ドアが大活躍するこの映画、ある意味、相当な「4ドアめちゃヒイキムービー」です?。
なお、この続編の「TAXI2」にはメルセデスの代わりに「ランエボ6」が使われて話題になりましたが、その宣伝効果も実にタイミングの悪い時期に発覚してしまった「リコール隠し」疑惑の前に沈んでしまったようで・・・

さて、で、この「TAXI」で何が言いたいのかと言えば、劇中で赤いベンツの窃盗団が途中で色をシルバーに塗り替えて逃走を図るシーンがあるのです。
下の写真を御覧下さい。言わんとした事がお分かりでしょうか?
映画では15分で乾く塗料という無茶な設定で赤いベンツを銀に塗り替えるのですが、赤いベンツに高圧ホースで水を吹き掛けると銀になるという方がドラマチックだと思いませんか?
マスキングの手間や実際に塗装する手間ひま考えると、逃走中に短時間で塗り替えるなんて到底無理です。現実的にもこの「ミラクルカラーコート」の方がリアリティーがあります。
きっとタクシーの監督もこの塗装の落とせる特殊塗装の存在を知っていたらこの手法を採用したがったでしょう(と勝手に分析)。
もっとも映画TAXIの頃には残念ながらまだこの塗装は存在しませんでしたが・・・。

「TAXI日本版」を作りたいと思っているどこかの映画会社の方々、MACHINE PASSAGEお貸しいたしますよ。(笑) お申し付けはメールにてお待ちしております?    



屋根とボンネットの一部に元色のシルバーが見えているのがお分かりになるだろうか?

「復活シルバーパサージュ」
塗装剥離中のMACHINE PASSAGE。特殊な溶剤をボディ全体に散布したのち、高圧ホースにて水を掛ける事により元のシルバーに。
もちろん、ただ水を掛けただけでは色は落ちません。それでは雨で剥がれてしまいますから。念のため。

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